インデックスファンドの購入こそが経済的自由への最適な道のり

生活していくこと
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世間ではFIREという言葉を目や耳にする機会が増えています。

FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を繋げたもので、経済的自由を獲得して早期にリタイヤするというムーブメントが、一部の若者から青年の間で起こっていると言われています。

経済的自由とは、『労働による収入に縛られないで生活できること』を指します。

早期であるかは別として、リタイアは誰にでも訪れる問題です。

リタイアするときに、経済的自由を獲得しているか否かで、その後の生活が大きく違ってきます。

では、どうしたら経済的自由を獲得することができるのでしょうか。

そのためには、インデックスファンドというものを知って、長い間お付き合いすることが必要になってきます。

そこで、経済的自由を獲得するために、どんなインデックスファンドを購入することが必要であるかついて説明をしていきます。

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インデックスファンド

インデックスファンドの何が良いのか

投資信託には大きく分けると、インデックスファンドアクティブファンドがあります。

アクティブファンドは、運用のプロが指示を出し、市場平均に打ち勝つべく、株などを売買するものです。

しかし、長期に渡ってみてみると、多くのアクティブファンドインデックスファンド勝てないという現実があります。

もちろん、優れたアクティブファンドが存在することも事実です。

優れたアクティブファンドを探し出すことに注力するよりも、指数に連動したインデックスファンドを購入する方が、時間的にも効率的です。

右肩上がりイメージチャート

それに経済は成長を続けています。

経済が成長を続けるということは、株価は全体的にみると右肩上がりであるということです。

すなわち、市場平均右肩上がり指数右肩上がりであるということになります。

そのようなわけで、経済的自由を獲得するために、インデックスファンドを購入するのです。

どの国を見たらよいのか

日本では、昨年「日経平均株価がバブル以来の高値を付けた」と話題になりました。

しかし、世界に目を向けると、アメリカでは、株価はそれ以上に上昇しています。

最近こそ、アメリカの利上げが近いという懸念などから、株価がやや不安定な動きを示していますが、それでもアメリカの株価は、日本の株価よりも強いと言う傾向には変わりがないようです。

過去30年を振り返ってみても、アメリカが非常に強力であることがわかります。

日米国旗

長期目線で見ると、他にも右肩上がりで上昇している指数はありますが、安定性も考慮に入れるとアメリカ以外の選択肢がないくらいです。

アメリカを選択する理由の最も大きなものの一つと言えば、人口増加です。

日本も、一時期の低迷していたときに比べれは、株価はかなり上昇してきています。

しかし、アメリカと比べてしまうと、物足りなさは否めません。

日本は首相が交代したばかりだったり、コロナの先行きも不透明であったり、超高齢化が進んでいたりと、問題が山積みであるからか、アメリカほどの株価の伸びがありません。

伸び率は、先進国の中でも最下位あたりをうろついているようです。

このようにみていきますと、アメリカの株価指数に連動するインデックスファンドを購入することが最適であることが見えてきます。

どんな指数を選べばよいのか

日本を例にとると代表できなものは2つ挙げられます。

1つは、日経平均株価であり、もうひとつがTOPIXであります。

日経平均株価は、日本経済新聞社が選定した225社が対象であり、TOPIXは旧東証一部に上場していた企業を対象としています。

アメリカを代表するものと言えば、ダウ平均と、S&P500ナスダック100があります。

運用開始対象銘柄市場指数算出方法
S&P5001896年500社ニューヨーク
ナスダック
時価総額荷重型
ダウ平均1956年30社ニューヨーク
ナスダック
株価平均型
ナスダック1001985年100社(米国以外含む)ナスダック時価総額荷重型

ダウ平均は、S&P500の中から選定されています。

分散という観点からみれば、母数が多いほうが効果が期待できますが、その分リターンも限定的になる可能性もあります。

歴史を見ると、S&P500は100年以上も継続して用いられた指数ということになります。

それだけ利用する価値が高いという証なのかもしれません。

従って、適度に分散していて、長く歴史のあるS&P500を選択することが、現時点では好ましいと考えます。

どんなインデックスファンドがあるのか

S&P500に連動するインデックスファンドを調べてみました。

投資信託を調べるには、モーニングスターというサイトがおススメです。

検索窓に「S&P500」と入れてみると27件ヒットしました。

このうち7件がETF(上場している投資信託)だったため、それらを除外して検討します。

これを純資産額(株価でいうところの時価総額)が大きい順に見てみますと、以下の通りになります。

  1. eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
  2. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 『愛称:SBI・V・S&P500』
  3. iFreeS&P500インデックス

純資産高1位の『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』の純資産高は、2位のそれに2倍近く差をつけており、3位以下とは桁が違うほどの支持を集めています。

支持されている理由は、手数料の一つである信託報酬が安いことだと思われます。

信託報酬とは、投資信託を持っている間、ずっと発生している手数料のことです。

同じ投資先であるならば、信託報酬が安いほうが、リターンが大きくなる傾向があります。

2位の『SBI・V・S&P500インデックス・ファンド』も信託報酬が安いので支持を集めてきていますが、販売会社の数が1位よりも少ないことから、純資産高が離れているのかもしれません。

3位の『iFreeS&P500インデックス』になると信託報酬が、2倍以上に上がってきます。

以上より、S&P500に連動する投資信託は、純資産高上位の2つから選べばよいと考えます。

さらなる分散を考えて

アメリカひとつだけだと分散が薄くて不安だという考え方もあるかと思います。

そんなときにおススメなのが、究極の分散ともいえる『全世界』です。

同じくモーニングスターのサイトで「全世界」と検索して、純資産高上位をピックアップしてみました。

  1. eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
  2. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』
  3. eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

純資産高1位の『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』の純資産高は、2位のそれに3倍近く差をつけていました。

2位の『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は1位に比べると、信託報酬が2倍近くになっています。

また3位の『eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)』は、1位のところから日本だけ除いたものとなっていますので、全世界に分散するのに、日本を外す必要がないと思う方は不要かと思います。

逆に、日本は個別株などで保有しているので、日本を外したいという考え方であれば、3位のものを選択するのもありかと思います。

ちなみに、1位と3位では信託報酬は同じです。

従って、全世界に投資するインデックスファンドとしては、1位または3位のものを選定するのが良いと考えます。

株以外は不要なのか

以外にも、債券や、不動産といった投資先もあります。

債権は、とは反対の動きをすると言われ、リスク分散をするのには、と同時に持った方が良いとも言われています。

また不動産も、とは異なった独自の値動きをすることが多いため、リスク分散のために保有する価値はあるかと思います。

しかし、初めての投資信託であれば、インデックスファンドだけで問題ないと思います。

最初から分散を意識しすぎて、手を広げてしまっても、期待した効果が得られなかったり、投資したものから得られる知識も分散してしまったりする可能性もあります。

まずは、に関する投資信託でスタートして、投資信託がどういうものか、資産運用とはどういうものかを理解してから、必要であれば、債券や、不動産を考えていくというスタンスでよいと思います。

選んだのは2つ

経済的自由を獲得するために、資産運用をスタートすべく、2つのインデックスファンドを選定しました。

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

アメリカの代表的な株価指数であるS&P500指数に連動するインデックスファンド。

・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

日本を含む先進国、新興国の株式の指数であるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動するインデックスファンド。

これらの投資信託で自分の財産を運用することによって、実質的な利益を得るだけでなく、投資の知識も得ることが、経済的自由を獲得するためには必要になってくるかと思います。

長期投資は、ほったらかしとよく言います。

売買に関してはほったらかしでよいと思いますが、そこから学ぶことはとても重要だと思います。

インデックスファンドに投資をして、投資を通じて、経済を学ぶことで、経済的自由というものが見えてくると考えています。

下落曲面

株価が下洛しているときには、怖く手が出せないという傾向が強いです。

しかし、長期で考えてみると、下落曲目こそが買い場であり、次の上昇時に大きな利益をもたらしてくれることとなります。

ただ、これはあくまでも過去の経験則に過ぎません。

下落がどこまで続くのが、次の上昇曲目がいつやってくるのかは、誰にもわかりません。

従って、ここを買い場と考えて追加投資していくには、余裕資金で行うことが重要となってきます。

よく学び、よく考えて、前に進むことが大事です。

最終的に利益をもたらしてくれる方法を見つけていくのも、投資の醍醐味です。

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