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2023年5月12日に、驚くようなニュースが飛び込んできました。
NTT(9432)の株式が25分割されると言うお話です。
これによって、何がどうなるのか、これからどうしたらいいのか考えてみました。
NTT株 25分割
持っている株数は増える
NTT(9432)が2023年5月12日の決算短信で発表した内容によると、2023年7月1日を効力発生日として、普通株式1株につき25株の割合で株式分割することになったとのこと。
従って、仮に単元株100株を持っているとすると、7月1日には2,500株に増えていることになります。
ずいぶん保有数が増えるので、気が大きくなりそうです。
株価は下がる
株価は下がると言う表現は適切ではないかもしれませんが、25分の1に減額されることになります。
2023年5月15日の終値が、1株4,199円なので、仮にこの株価だとすると、7月1日には167.9円ということになります。
ちなみに小数点以下が表示されるのは、TOPIX100の採用銘柄で株価が1,000円以下という定めがあるなので、NTTも表示されることになります。(小数第一位まで)
単元株(100株)を購入するのも、16,796円で買えてしまうことになります。
投資家層を増やして潜在的な間口を広げたいというのが狙いだそうですが、初心者デビューにはもってこいという感じになるかもしれません。
配当は変わらない(けど増配!)
基本的に、配当も25分の1になるということですが、保有株数が25倍になっているので、変わりません。
しかし、既に今回の決算短信のなかで、2024年3月期の増配予想を発表しています。
現在の株価で考えると、1株120円だったものが、1株125円になる見込みです。
25分割したあとの1株当たりの配当は、5円ということになります。
むかしばなし
いまから30年以上も前の昭和時代のお話です。
1987(昭和62)年2月9日、2年前に民営化したNTT株が株式公開されました。
1次売り出し価格は119万7,000円。
買いが殺到しすぎ、初日は値がつかず、翌2月10日に、初値160万円という高値で売買がスタートしました。
その後も「買い」の勢いは止まらず、公開から2ヶ月で、史上最高値の318万円まで高騰しました。
これは、当時の時価総額世界一。
しかし、同年10月のブラックマンデーで米国株が急落したことを受け、225万円まで株価が暴落。
「政府が売り出す株」という絶大な信頼感に群がった個人投資家たちに、大きな損失を与えたというお話がありました。
もうすっかりむかしばなしです。
それにしても160万円が160円になるのですから、25分割の狙いはその辺にもあるのかも、なんて(笑)。
25分割後の株価
現在は約4,100円前後を推移している株価ですが、これが、160円くらいまでに下がります。
単純に数字だけ見ると、160円上がれば2倍ということになり、4,100円が8,200円になるよりは簡単そうに見えてしまいます。
実際はどんな値動きをしていくのかは、ふたを開けてみないとわかりません。
保有している銘柄の中では、セブン銀行がイチバン株価が安いのですが、年初来高値が293円で年初来安値が257円と数字にすると36円しか幅がありません。
チャートを2年に広げると、もう少し幅が広がっています。
こんな雰囲気なものもあるかなって感じです。
いずれにしても、長期保有することには変わらないので、下げたら買うをコツコツと続ける感じで。
塵も積もれば山となるし、配当も積み重ねることで、新たな景色をみせてくれます。
楽しみながら、配当をいただいて行こうと思います。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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