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2021年3月に「高配当株投資」を始めてから2年が経過しました。
ネオモバイル証券の終了や新NISA制度など、そのころには考えられなかったような環境変化が起ころうとしています。
半年ごとに行っている、ここまでの道のりを振り返り、これからの見通しの考察などのタイミングとなりました。
単元未満株の整理
投資環境変化への柔軟な対応のために
ネオモバイル証券とSBI証券が統合することで、「ネオモバスタイル」が継続されないことになりました。
前回のタイミングでの方向性としては、Tポイントが付与される間は、ネオモバスタイルを継続し、終了したらネオモバの「口座の利用を停止」させることで、手数料発生をゼロにする予定でした。
しかし、現時点でSBI証券の単元未満株は、売却手数料が発生することになっています。
手数料はかけたくないけど、2024年から始まる新NISA制度で、現在特定口座で保有している高配当株を、NISA枠に入れるという計画もあります。
資金が潤沢にあれば、特定口座で保有しつつ、新NISA枠でも高配当株を購入することができるのですが、残念ながら、そこまでの余裕はありません。
そこで、特定口座の高配当株を売却し、その資金で2024年からの新NISA枠で高配当株投資をするという計画です。
しかし特定口座にある高配当株を売却する際に手数料をかけたくない。
という訳で、ネオモバイル証券が使える間に、月間手数料220円での月間取引金額50万円以内というのを活用して、単元未満株を整理しようとして、1月から始めています。
高配当株選定条件
高配当株銘柄として、仲間になってもらっている会社たちには、以下のような条件を当てはめています。
①売上高 右肩上がりで増加しているか、安定していること。
②EPS(1株利益) 右肩上がりで増加しているか、安定していること。
③フリーキャッシュフロー マイナスが続いていないこと。
④営業利益率 プラス圏内で安定していること。
⑤自己資本比率 低すぎずに安定していること。
⑥配当推移 右肩上がりで増加しているか、安定していること。下げることがないこと。
⑦株価チャート 右肩上がりが理想。激しく上下(乱高下)することがないこと。
基本的には、開始当初から変わっていないのですが、続けていることで見えてきたこともあったりします。
銘柄によっては条件を満たしていないこともあったりしますが、特に注意して様子を見ていき、大きく外れてしまったと考えたときには、売却することもあるかもしれません。
配当利回り
肝心な配当利回りですが、当初は3.5%以上のものを中心に、先ほどの7条件を当てはめて、購入先をピックアップしていきました。
配当利回りは、ヤフーファイナンスで調べていることが多いです。
高配当株を特集した記事を参考にしたり、ブログなどのSNSからも情報収取をしたりしています。
目に止まった銘柄をメモして、配当利回りと上記7条件をチェックして、会社概要なんかも確認して、もろもろクリアした銘柄が、新たに仲間になっていたりします。
基本的な買い方としては、損益がマイナスになっているものを1株ずつ購入し、地道に配当利回りを上げるというスタンスです。
そのため、含み益を抱えてきた銘柄が多くなってくると、新規購入ができなくなってきたりするので、新たな仲間を求めたりという感じにもなっています。
高配当株の仲間たち
高配当株の仲間たちは、TOBがあったり、単元未満株を整理したりしていて、現在73銘柄となっています。
株式分割をして保有数が増えた銘柄や、逆に統合して保有数が減った銘柄、TOBにより上場廃止となる銘柄など様々な経験もさせてもらえています。
株価が軟調な時期には、コツコツと追加投入をし、並行して新しい仲間を探す作業をしておりました。
そんな仲間たちの一部を2023年3月末時点での配当利回りの高い順にご紹介します。
配当利回りは、保有時価により算出しています。
- 9104 商船三井 18.70% →(前回1位 18.40%)
- 8897 タカラレーベン 7.56% ↑(前回9位 6.19%)
- 8584 ジャックス 6.95% ↑(前回4位 6.95%)
- 7995 バルカー 6.94% NEW
- 2768 双日 6.66% →(前回5位6.66%)
- 2914 日本たばこ産業 6.56% ↑(前回7位 6.56%)
- 5334 日本特殊陶業 6.40% ↑(前回8位 6.32%)
- 9644 タナベ経営 6.16% NEW
- 8316 三井住友フィナンシャルグループ 5.97% ↑(前回10位 5.97%)
- 9434 ソフトバンク 5.94% NEW
前回は2022年9月末のデータだったのですが、増配発表が多かったことから、全体的に配当利回りが上昇しています。
今回のベストテン銘柄は、全て含み益状態なので、インカムゲイン、キャピタルゲインともにもたらせてくれます。
単元未満株の整理で一部売却したものもあったりするので、顔ぶれが変わってきています。
配当利回り
高配当株投資を始めてから、2年が経過したところで、持ち株全体の平均配当利回りの推移は、以下のようになりました。
2021年3月 配当利回り 3.57%
2021年9月 配当利回り 3.93%
2022年3月 配当利回り 4.01%
2022年9月 配当利回り 4.07%
2023年3月 配当利回り 4.36%
上記の通り、少しずつ、利回りが向上しています。
増配する企業が多かったこと、含み損の銘柄を購入しているので、保有単価を下げていることが利回りが向上している原因です。
高配当株の銘柄を多く保有することで、増配、株式分割、TOBなど、様々な経験ができるという楽しみも発見できました。
含み損益
含み損益の推移は、以下の通りです。
2021年3月 含み損益 -8,241円
2021年9月 含み損益 +207,438円
2022年3月 含み損益 +545,378円
2022年9月 含み損益 +684,751円
2023年3月 含み損益 +1,568,637円
含み益も順調すぎるくらいの推移となっています。
この状態で、まずは2024年のNISA枠資金の準備も進めていきます。
今後の方針
2024年から始まる新NISA制度を最大限に有効に活用したいと考えています。
資金が潤沢であれば、現状は維持したままで、新規でNISA枠を使いたいところですが、ちょっと難しそうなので、ある程度は売却することも考えています。
新たに始めるとなると配当利回りも下がりますが、それを補って余りあるほどのメリットを非課税枠が生み出してくれます。
配当に課されていた20%もいらなくなるし、含み益が膨らんできたとしても、利益には課税されないし、売却したら枠は復活するし。
いろいろシミュレーションしながら、いい形で、2024年の準備を進めていきたいと思っています。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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