寄ってっていただき、ありがとうございます。
早くも2歳牝馬のチャンピオン決定戦の時期になりました。残すところもあとわずか。
例年様々な臨戦過程を経てきた馬たちが集まるので、比較が難しい。
気まぐれな牝馬たちの気持ちをうまくコントロールしてくれたジョッキーが勝利に導いてくれるのかもしれません。
では、いつものように条件を見ていきます。
(1)重賞連勝している馬 3歳馬までは重賞でなくてもよい ①②④⑤⑩⑫⑮⑯⑰⑱
(2)近走安定している馬 過去5走掲示板を外していない ①②③⑤⑦⑨⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱
(3)コース実績のある馬 重賞3着以内の実績や連対率が高い ⑫⑭⑮⑰
(4)前年実績 前年同レースの掲示板実績
(5)騎手実績 GⅠ実績や騎乗馬での実績 ⑥⑨⑭⑰
(6)前走1番人気 GⅠなら2番人気まで ①④⑤⑨⑯⑰
(7)距離実績 同距離の実績 ①②⑥⑨⑮
5項目が⑰ウンブライルの1頭、4項目が①サンティーテソーロ、⑨リバティアイランド、⑮ムーンプローブの3頭となりました。
本命は⑰ウンブライルとします。この馬は2018年に3歳でマイルチャンピオンシップを制し、2017年の朝日杯でもダノンプレミアムの2着になったステルヴィオの全妹に当たります。血統からもマイルはベストのようですし、初距離も問題ないと思います。前走はやや出負けした感じもありましたが、馬なりで追走し、そのままノーステッキで2着に3馬身差をつけて勝ってしまったように見えました。ルメール騎手からの横山武騎手に乗り替わりますが、ナミュールでチューリップ賞を勝っている感じで中断くらいからの末脚に期待したいと思います。
対抗は⑨リバティアイランドにします。前走は4コーナーで前が詰まり、進路がなくなった感じだったのですが、前が空いてからはすごい脚を使って追い込んできました。勝ったラヴェルとはスムーズだったかどうかの差であり、力はこちらのほうがありそうな感じです。
3番手は、①サンティーテソーロとします。前走中山で使われたのですが、スタートが非常によく、スムーズに先手を取って、逃げ切りました。今回内枠を引いたので、上手にスタートを決めて、そのまま逃げられる絶好の枠です。横山和騎手が、タイトルホルダーを彷彿とさせるレースをしてくれたら楽しいです。
4番手は、⑮ムーンプローブをあげておきます。前走阪神マイルを走っています。先行して抜け出し、追い込まれるも抜かせないしぶとさを見せていました。今回外枠に入っているので、うまくスタートを決めてスムーズに先手を取れたら、勝負根性を見せてくれるかもしれません。
ナミュールの妹⑱ラヴェルも大外枠にいます。昨年1番人気に推された姉もやはり大外枠からの発走でしたが、結果を出すことができませんでした。今回また同じような感じで大外枠を引いてしまっています。前走も外からでしたが、スムーズに追走して、不利なくレースも勝っています。姉の分も頑張れるでしょうか。
印のない注目馬は、⑤モリアーナです。鞍上の武藤騎手は重賞未勝利で、初制覇がGⅠというのも面白いかもしれません。GⅠ初制覇は今年の流れでもありますし。前走は2番手追走し、逃げ馬をマークしながら、4コーナーでは先頭に立ち、そのまま勝ち切りました。逃げて勝ってきた馬が何頭かいるので、それらの出方次第ですが、うまく逃げ馬をマークする競馬ができれば、前走のようなこともあるかもしれません。
といつもなら、ここで終了するところなのですが、今回は海外でも楽しみなGⅠレースがあります。
香港国際競争がシャティン競馬場で行われます。ヴァース、マイル、カップ、スプリントの4戦がありますが、そのなかでも今回は、芝2,000mで争われる香港カップを取り上げたいと思います。
日本からは、5頭が参戦します。
ジオグリフ(牡3歳 W.ビュイック騎手 美浦・木村 哲也厩舎)
ジャックドール(牡4歳 武豊騎手 栗東・藤岡 健一厩舎)
ダノンザキッド(牡4歳 北村友一騎手 栗東・安田 隆行厩舎)
パンサラッサ(牡5歳 吉田豊騎手 栗東・矢作 芳人厩舎)
レイパパレ(牝5歳 J.モレイラ騎手 栗東・高野 友和厩舎
どの馬にもチャンスはありそうですが、中でも楽しみなのが、パンサラッサとジャックドールの対決。天皇賞では、パンサラッサの大逃げに、ジャックドールは手も足も出なかったような感じを受けましたが、今回は鞍上に武騎手を迎え、前走とは異なった走りを見せてくれることも期待できます。そのほかにも皐月賞馬ジオグリフや、ホープフルSの勝ち馬でマイルCSで2着に来たダノンザキッド、昨年の大阪杯の勝ち馬で、今年も2着だったレイパパレ。いずれも素晴らしい実績馬ばかりです。これら日本の馬たちが掲示板を独占するかもしれませんが、どんな順番で入線してくるのか。楽しみは尽きません。個人的には、東西豊対決がとっても楽しみです。レースは11日(日)の日本時間17時40分から。夕食時でリアルタイムで見るのはちょっと厳しい時刻ですが、娘が寝た後にゆっくりと楽しむのも、またよいかもしれません。
せっかくなので予想をしてみます。
ここもパンサラッサの逃げと2番手追走ジャックドールで行った行ったとなり、最後はジャックドールという、4コーナーからは札幌記念のようなレースになるのではないかと。ただ吉田騎手がどのくらいのペースで逃げるのか、それによって武騎手もついていくのか離れていくのか、そのあたりも見どころです。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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