寄ってっていただき、ありがとうございます。
2番人気の⑫チェルヴィニアが快勝しました。
桜花賞での惨敗が何だったのかというくらいの変わり身を魅せてくれました。
ルメール騎手は、今年GⅠ初勝利です。
インタビューで、ただいまって言ってました。
今回も予想のおさらいから。
3項目が、②クイーンズウォーク、⑤コガネノソラ、⑦ステレンボッシュ、⑫チェルヴィニア、⑭ライトバック、⑰タガノエルピーダとなりました。
本命は、⑰タガノエルピーダにしました。昨年の暮れには、牡馬相手にGⅠであのジャンタルマンタルとコンマ2秒差の3着と大健闘しています。前走の忘れな草賞を見ると、それまでの千六よりも距離が伸びたのが良かったような印象を受けました。さらに2ハロン伸びるのも、この馬にとっては好都合のような気がします。先行して抜け出すような、前走みたいな競馬ができたら、ここでも有力なのではと思います。
対抗は、⑦ステレンボッシュです。乗り替わりの不安がややあっての対抗評価です。阪神ジュベナイルフィリーズや、桜花賞をみると、世代最強クラスなのは間違いないと思います。アスコリピチェーノと双璧を争うような印象。ヤネも毎回替わっているけど、好結果を残しているので、それほど不安視することは無いのかもしれません。終わってみれば、やっぱり強かったねって言う感想で終わるかも。
3番手は、②クイーンズウォークにします。桜花賞は案外でしたが、前々走で府中のマイルを勝っていること、未勝利を勝ったばかりだったのに1番人気に推されていたこと、上り最速で勝ち切ったことを評価したいと思います。川田騎手が乗り続けることも、期待値を上げるひとつだったりします。ここでの本命である⑰タガノエルピーダに乗ることも選択できたのかもしれないし、できなかったのかもしれませんが。
全馬が初めてとなる府中の2,400メートルです。桜花賞から800メートルも一気に距離が伸び、不確定要素も大きくなることから、人気薄の激走があったりもします。今回も、隠れた不人気馬がいるのかもしれません。先週のヴィクトリアマイルみたいな、ブービー人気が勝つことは、滅多にないことですが、オークスの2着あたりは、人気薄もきたりします。
昔、三冠牝馬になったスティルインラブがオークスを勝ったとき、2着に突っ込んできたのは、13番人気だったチューニーという馬でした。この馬、クイーンカップを1番人気で勝ち、桜花賞は12着と敗れて、大きく人気を落としていました。ただ、この年のクイーンカップは、中山で行われていたのですが。13番人気だったのに、何か気になって紐で押さえていたら、2万馬券でした。スティルインラブは、三冠全てアドマイヤグルーヴに次ぐ2番人気で、全部勝ったという、珍しい記録(?)を持っています。結構好きな馬でした。そしてチューニーのヤネには、今は亡き、後藤騎手が乗っていました。
もう20年も前のお話でしたが、直線の様子とそれをテレビで観ている光景は、たまにフラッシュバックしてきます。
そんな、思い出に残るレースが見られたら嬉しいです。
結果は以下の通りでした。
ルメール騎手騎乗の2番人気、⑫チェルヴィニアが、桜花賞13着からの巻き返しに成功し、⑦ステレンボッシュの二冠を阻みました。それにしても、桜花賞13着の馬を2番人気にするっていう競馬をする人たちの眼力は、すごいものだと改めて思いました。確かに長期休養明けを叩いての2戦目で、上積みは期待できたかもしれません。それでもここまでの変わり身を魅せることを見抜いていたかのような2番人気。素晴らしい。脱帽です。
2着は、1番人気桜花賞馬の⑦ステレンボッシュでした。正攻法の競馬をして、早めに先頭に立ちましたが、⑫チェルヴィニアの強襲にあっという間に交わされてしまいました。決して弱いということはなく、買った⑫チェルヴィニアが強かったと言う印象です。自分の競馬をして、負けてしまったので、また立場が変わる秋以降、逆転の目もあるかもしれません。その辺りは、鞍上も含めて楽しみにしておきたいと思います。
3着は、桜花賞の3着馬で上がり最速だった⑭ライトバックでした。今回は上位2頭に上がりの脚では負けてしまっていましたが、最後に馬群を縫って猛追する姿には心を打たれました。鞍上の坂井騎手の騎乗ぶりも良かったと思いますが、最後は力の差なのかなっていう印象です。
期待した⑰タガノエルピーダですが、とってもいい位置取りで競馬をしているように見えました。ハイペースで逃げる2頭を追いかけることなく、マイペースでの3番手の位置取り。この場所を取れた時点で、勝ってしまうのではなんて、期待を持たせてくれました。しかし、4コーナーから直線に向いての手ごたえが全くない感じ。見せ場すら作れず、ズルズルと後退してしまいました。ちょっと残念でしたが、もう少しやれる馬だと思うので、秋の巻き返しに期待です。
終わってみたら、1~3番人気の馬で決まった今年のオークス。世代上位のステレンボッシュに昨年のアルテミスステークスを勝ったときから注目度の高かったチェルヴィニアが真価を発揮したと言う形で、勝ちました。ひと夏こした彼女たちの成長ぶりを楽しみにしておきます。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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