【反省会】第90回 日本ダービー

馬たちのこと
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寄ってっていただき、ありがとうございます。

皐月賞2着のタスティエーラが直線抜け出し、後続を抑えて勝ちました。

テン乗りのレーン騎手だったことも、特に問題なかったようで、テン乗り騎手の勝利は69年ぶりだとか。

横山武史騎手は、エフフォーリアに続いて悔しい1番人気での2着になってしまいました。

今回も予想のおさらいから。

6項目が②スキルヴィング、5項目が⑤ソールオリエンス、⑭ファントムシーフとなりました。

本命は、⑭ファントムシーフにします。皐月賞では落鉄直線での不利が重なり、運がなかったところもあったかと。今回はルメール騎手が②スキルヴィングに騎乗することから、ダービー最多勝の武豊騎手が騎乗するという幸運(?)にも恵まれました。ダービーは運のいい馬が勝つと言われています。昨年に引き続き武豊騎手の勝利となると痺れてしまいます。テン乗りでのダービー制覇は難しいそうですが、武豊騎手なら問題ないのではと思えてしまいます。

対抗は②スキルヴィングです。ダービーコースを2回経験し、いずれも勝利を収めています。しかし、青葉賞からダービーというステップで勝った馬はまだいません。たまたまなのか、何なのか。テン乗りでのダービーが難しいと言うのと同じような類のものなのかもしれません。青葉賞も時計だけ見れば、オークスの方が優秀です。一線級との対戦が初めてになるので、ここに入ってどうか、というところがあるかと。条件ではイチバン該当したのですが、少しだけ割り引かせてもらいました。

3番手は、皐月賞を勝った①ソールオリエンスとします。確かに皐月賞は強い競馬をしました。馬場状態や、ペースが速かったのも、この馬には味方したと思います。もちろん、アッサリ二冠馬になる可能性もあると思います。ただ、今回は両馬場という条件になるので、また違ってくる要素もありそうです。そのあたりの理由から3番手評価にしています。

そのほか、皐月賞2着のタスティエーラは、強い競馬をしていましたし、5着に入ったショウナンバシットも東京競馬場が合いそうな気もします。この辺は注目してみたい馬です。

皐月賞が重馬場で行われたことで、結果をそのままダービーに反映させるのが難しくなっています。凡走した馬が巻き返すことも考えられなくもないし、皐月賞も戦前は超混戦模様と言われていました。確かにソールオリエンスはスゴイ脚を魅せてくれましたが、両馬場の府中になっても再現できるのか。そんな心配もあったりします。

今回は印が付かない注目馬はいません。

テン乗り武豊騎手が勝つのか、青葉賞馬が勝つのか、二冠馬誕生となるか、そこに注目して楽しみたいと思います。

結果は以下の通りでした。

1着⑫タスティエーラ
2着⑤ソールオリエンス
3着⑪ハーツコンチェルト
4着①ベラジオオペラ
5着⑮ノッキングポイント

第90回の記念すべきダービーは、⑫タスティエーラが勝ちました。先行して抜け出す横綱相撲は、皐月賞の再現のようにも見えました。今回は、後続を抑え込み、見事勝ち切ることができました。皐月賞で見せた強い競馬は、本物だったと言うことだと思います。これからは誰が乗るのかも含めて楽しみになってきました。

2着は⑤ソールオリエンスでした。前走とは異なり好スタートから先団に位置取り、終始前目での競馬となりました。直線なかなか抜け出せなかったところも見えましたが、前が空いてからも伸びあぐんでいたようにも見え、前走再現はなりませんでした。しかし、クビ差まで詰めただけに、もったいなかった気もします。まだ底を見せたわけではないと思うので、こちらも次走が楽しみです。

3着は青葉賞2着から挑んだ⑪ハーツコンチェルトでした。この辺りはハナ差の激戦だったので、なかなか見ごたえがありました。内外離れたところでの3着争いを、わずかに制した松山騎手は、タスティエーラに乗ることができなかったので、その悔しさも持って臨んだ一戦だったのかもしれません。

4着の①ベラジオオペラは、皐月賞の本命馬でしたが、皐月賞で期待していたレース運びを今回横山和生騎手がやってくれたような気がしました。テン乗りでしたが、非常に上手に競馬をしてきてくれたと思いました。こういう競馬ができれば、まだまだ今後も楽しみだというハナ差だと思います。

本命にした⑭ファントムシーフは、3番人気に推されましたが、位置取りが後ろ過ぎたのか、見せ場も作れずと言った感じでした。武豊騎手にしては珍しく、向こう正面で前に行く勇気がなかったという反省の弁を述べていましたが、裏返すと、その辺りがテン乗りの難しさだったのかと。馬との信頼関係ができていなかったので、勇気が持てなかったと言うようにも聞こえました。ちょっと残念なレースになってしまいました。

スタートで⑰ドゥラエレーデの坂井騎手が落馬して、スタンドがどよめき、なんとなく落ち着かない中で、レースは先頭の⑯パクスオトマニカが逃げて、2番手以降が少し離れた隊列でのスローペースといった感じ。皐月賞のハイペースとはまた違った競馬になりました。異なるペース、展開でも、1、2着馬が入れ替わっただけというのは、2頭の力が証明されたようにも見えますし、着差がわずかであったことから、違った見方もできるかもしれません。

レース後に2番人気に推されていた②スキルヴィングが残念なことになってしまいました。

競馬が、馬も人も命がけで戦っていると言うのをまざまざと見せつけられたスタート後、ゴール後といった感じになりました。それでも、また騎手はダービージョッキーを目指し、馬はダービー馬を目指す戦いが、来週から始まります。

だから見る側としても、真剣にマジメに楽しみたいと改めて思った第90回ダービーでした。

聞いてっていただき、ありがとうございました。

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