ベガとアルタイルは会えたのだろうかと雲が多い七夕の夜空を眺める

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織姫と彦星。

ベガとアルタイル。

七夕は雨こそ降りませんでしたが、雲が多い夜となりました。

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七夕

梅雨なのに

七夕のときは、全国的にはまだ梅雨明け前と言った感じです。

それなのに、年に1回しか会えない日を、梅雨のさなかに設定するとは、天の神様も優しくないなぁ、なんて思ったりしそう。

でも、この七夕は、旧暦のお話。

今の暦で言うと、8月過ぎになるので、梅雨も明けています。

実際、7月7日の午後8時頃のベガとアルタイルは、まだ東の空に昇ったばかりで、到底主役という感じではありません。

これが、8月になると、だいぶ昇ってきて9月には天頂近くに見えるようになります。

このベガとアルタイルにデネブを結んだ三角形は、夏の大三角と呼ばれます。

プラネタリウム

七夕の日にプラネタリウムで星座解説と天空観察会が行われます。

1年前には娘とふたりで参加したのですが、暗闇に耐え切れなくなった娘がギブアップして、途中退席しました。

あれから1年。

先日は姪を含めた3人でポケモン映画をプラネタリウムで最後まで観ることができました。

どうやら、ムーミンショックからは脱出できているようです。

そして1年前に、来年は最後まで観られますようにと短冊に願いを込めた思いが、見事に叶いました。

昨年も曇天で天空観察会は中止となりプラネタリウムのみとなったのですが、今年も同様。

どうも梅雨時期と重なる現暦の七夕では、織姫と彦星は会えないみたいです。

光の速さ

夏の大三角であるベガ、アルタイル、デネブは、ともに一等星ですが、見た目の明るさは異なります。

これは、星までの距離も関係しているそうです。

ベガまでおよそ25光年。

アルタイルまでおよそ17光年。

そしてデネブまでは、およそ1400光年を超える距離にあるのだとか。

光の速さって想像できませんが、今見えているベガは25年前に光っていたもので、アルタイルは17年前、デネブに至っては、1400年前という。

広大な宇宙の計り知れない規模を痛感させられました。

ちなみにベガとアルタイルはおよそ15光年離れているそうです。

成長

光の速さに比べたら、ヒトの成長スピードはどんなものなのでしょうか。

それでも、確実に1年前よりもふたりとも成長しています。

娘は、プラネタリウムを最後まで観ることができたし、息子は自分の脚で歩くことができています。

宇宙から見たら、ほんとうに小さな存在ですが、とても愛しいかけがえのないこどもたち。

これから先、どんな未来が待っているのかは想像すらできませんが、自分の力で生きていけるように導いていきたいと思います。

悲しい別れ

そんな七夕の午後、悲しい連絡が入りました。

ママの祖母であり、娘と息子の曾祖母であるひいばあが、亡くなりました。

つい先日お会いしたときには、曾孫にあえた興奮からか、非常に元気な様子でしたが、突然の別れになってしまいました。

娘と息子にとっては、初めて身内がいなくなるという経験になります。

息子はまだ何もわからないと思いますが、娘はしょっちゅう会っていたし、朝食もともにしていたことも多かったし、何ならパパよりも会ってるくらいです。

訃報を耳にしても、現実味がないというか、よく理解できていない様子ではありましたが、実際に対面し、通夜、告別式を経験することで感じることがあるかと思います。

ひいばあは、夜空に輝く星になったなんて言っても、よくわからないでしょう。

娘がどんな風に受け止めるのか、しっかり見てきたいと思います。

聞いてっていただき、ありがとうございました。

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