2024年の暮れに新体操の選手コースに入り、約1年半。娘は本当によく頑張ってきました。
練習時間は増え、内容もどんどんレベルアップ。
平日でも帰宅が21時半を過ぎ、寝るのが22時を回ることもあります。
学校から帰ると急いで髪をお団子にして出発し、駐車場に停めた車の中で宿題をする日もあります。
選手コースに入る前は、練習を見ながら「かわいいね」「がんばってるね」と微笑ましく思えたのですが、今は練習を見る機会も減り、娘の成長は試技会や大会、本番の姿でしか知ることができません。
そんな中、娘は初めて「個人」で大会にエントリーさせてもらいました。
選手コースで同じ学年は娘ひとり。
仲の良かった同級生たちが辞めていく中、どうするのか見守っていましたが、娘は「ひとりでも続ける」道を選びました。
きっと、レベルの高い先輩たちに囲まれ、できない自分を突きつけられる日もあったはずです。
パパの昔話に涙した娘
ある日、ベッドでなかなか寝付けない娘に、パパが自分の学生時代のバスケ部のときの話をしました。
「上手じゃなかったから、朝練したり、終わってからも練習したりしたけど、なかなかうまくならなかった。
ケガも多くて、走れない自分が悔しかった」
そんな話をしていたら、娘が泣きながら聞いていました。
理由を聞くと、
「わたしだけじゃないんだなぁって思って…」
と。
あぁ、この子はたくさん我慢して、たくさん努力して、それでも「楽しい」と言い続けているんだなと気づかされました。
初めての大会へ
同級生がいなくなった娘に「やる気を持ってほしい」と、コーチが個人出場を決めてくださいました。
先輩たちも「がんばってね」と励ましてくれたそうです。
大会までの2ヶ月、練習時間はさらに増え、帰宅も遅くなりました。
それでも娘は「楽しい」と言い続け、予定が重なっても練習を優先するようになりました。
音楽が決まり、衣装が決まり、個人で見てもらえることが嬉しい様子。
「みんながいなくなったから、自分が見てもらえるようになるなんて思わなかった」と言っていました。
まさに「ピンチはチャンス」。
大会1週間前に聞くと、「緊張してるけど楽しみ」と頼もしい返事。
大会当日
会場までは車で2時間。
渋滞を避けるため、6時半に出発しました。
無事に到着すると、そこには見たこともないほどの新体操少女たち。
みんなキラキラした表情で、すでに大会の空気に圧倒されます。
娘は先輩たちと控え席に座り、メイクをしてもらい、緊張した面持ちで待機場へ。
本番前の練習では、何度目が合ってもパパに気づかないほど集中していました。
そして、いよいよ娘の名前が呼ばれます。
少し緊張した声で返事をし、先輩たちの「がんば〜!」の声援に送られて演技がスタート。
娘はいつも通り、笑顔で楽しそうに踊っていました。
技術的なことはよくわからないけれど、娘らしい60秒だったと思います。
この60秒のために、先生が指導してくれて、先輩たちが励ましてくれて、ママが衣装を準備してくれて、そして娘が努力してきた。
その積み重ねが、ちゃんと舞台の上にありました。
思わぬ知らせ
3歳の息子と公園で遊んでいると、娘とともに待機しているママからLINEが。
「賞を取りました!」
順位がつかないオープン参加だと聞いていたので驚きました。
帰宅後、賞状を見せてもらい、親戚LINEに写真とともに報告。
夜、興奮してなかなか眠れない娘に、パパはそっと伝えました。
「みんなに感謝してるよ」
娘はしっかりとうなずいていました。
9歳にして、こんなにしっかりしている。
甘えん坊だけど、ちゃんと成長している。
そんな娘を誇りに思います。

コメント