こちらに寄ってっていただき、ありがとうございます。
今プロレス界がアツいです。
世間一般にはどこまで伝わっているのかはよくわかりませんが、すごくアツいです。
そんなアツさの中心になっているのは、やはり猪木さんに影響された人たちだったりします。
奇跡の遭遇
最初で最後の元日決戦
2022年12月、大変驚くべきニュースに目を疑いました。
ノア元日決戦で、グレート・ムタとSHINSUKE NAKAMURAが戦うという。
何が奇跡って、やはり説明する必要がありそうです。
グレートムタは、1989年に当時のNWAでデビューし、リックフレアーやスティングといったベビーフェイスのチャンピオンに敵対する形で人気となった世界的ヒール。
全米でも知名度は抜群で、WWEにもムタファンを公言するザ・ロックや、クリスジェリコとも親交があるとか。
ただ日本でのムタと当時のアメリカのムタは、ファイトスタイルが異なっていて、アメリカのムタは日本の武藤選手という感じ、日本のムタは馳浩選手との戦いで覚醒した感じでしょうか。
一方のSHINSUKE NAKAMURAですが、新日本プロレス時代は、23歳9ヶ月という若さでIWGP王者になるほどの実力者でした。
これはいまだに破られていない最年少記録です。
異種格闘技戦にも出場することで、彼のポテンシャルの高さが証明されてきた感じですが、新日本でクネクネスタイルを確立させるまでは試行錯誤期もあったように感じます。
それでも、棚橋選手とのエース対決では、何度もその魅力を見せつけてくれていました。
そして、2016年に新日本プロレスを退団し、アメリカWWEの下部組織であるNXTで再デビューしました。
翌2017年にWWEに昇格し、WWE世界王者に挑戦する活躍も見せ、US王座、IC王座、タッグのチャンピオンにも輝いた実績を持っています。
非常に簡単に言ってしまうと、全米マットで大成功を収めた日本人のツートップということになります。
もちろん、日本のマットでも大成功を収めています。
そんなふたりが、グレート・ムタ、SHINSUKE NAKAMURAとしてノアのマットで戦うという奇跡です。
世界中にこのニュースが広まり、ノアという会社の知名度も一気にアップしたようです。
そんなふたりの戦いは、予想を上回るような素晴らしい”作品”になったようです。
amebaで無料中継していたのですが、残念ながら観ることはできませんでした。
出遅れながらも映像で確認できたので、よかったです。
とにかく凄い!っていう感想です。
プロレスは結果ではなく、そこまでの過程をどう魅せてくれるのか、そこで選手の力量というものがうかがい知ることができます。
やはりこのふたりは、役者が一枚も二枚も上だったようです。
入場シーンから演出がすごいです。
太鼓が鳴り響き、ギターの生演奏で、SHINSUKE NAKAMURAが入場してきます。
場内のボルテージが一気に上がっているのが伝わってきます。
画面の前でも興奮が高まってきます。
試合もなかなか派手な戦いです。シャイニングウィザードとキンシャサの戦い。
日本初公開となるスライディングジャーマン。
バラエティーに富んだ毒霧攻撃と、ラストの毒の吸引というか魂の吸引というか、そこからのおきて破りの逆毒霧攻撃からのキンシャサ。
試合内容でも十分に惹きつけてくれました。
試合後のマイクにも痺れます。
そしてバックステージでのコメント。
SHINSUKE NAKAMURAが一瞬、中邑真輔選手に戻っていました。
それは、新日本プロレスの先輩、後輩という関係性だけではない、何か特別な大きな感情が彼の中にあったのだということをうかがい知ることができました。
こういう、奇跡、ドラマチックな展開というのに、心を揺さぶられてきました。
今回も、間違いなく素敵なドラマを魅せてくれた両選手に、心から感謝したいと思います。
イッテンヨン
新日本プロレスでは、恒例のイッテンヨンが開催されました。
アントニオ猪木追悼大会として開催された「WRESTLE KINGDOM 17」。
女子のIWGP戦も含めて、武藤選手絡みの特別試合以外は全てタイトルマッチという豪華なカードが並びました。
ムタとNAKAMURAのカードに勝るサプライズなカードはありませんでしたが、ケニーオメガ選手が登場したというのが最も大きなインパクトだったかも。
そのオメガ選手は、試合でも魅せてくれたようです。
王者オスプレイ選手に挑戦するかたちでのUSヘビー級タイトルマッチとして組まれたこの一戦。
このふたりには、因縁があるようで、血生臭い戦いになることが予想されていましたが、それを遥かに超えるような戦いが繰り広げられたとか。
そして安定のIWGP世界戦。
チャンピオンのジェイ・ホワイト選手とチャレンジャーのオカダカズチカ選手。
ここまでの戦績は、チャンピオンの4勝1敗。
日本国内での戦いに限るとジェイ選手は無敗です。
毎回激しい戦いが繰り広げられ、どちらが先にフィニッシュホールドを決められるかという戦いになるのですが、今回もメインにふさわしい戦いになりました。
それ以外で期待していたのは、初代TV王座を賭けたザック選手と成田選手の対決です。
成田蓮選手が初代王者となって、新しい地図が見えてくるのかと期待していたのですが、こちらは内容より結果が問題の戦いかなと思っていたので、非常に残念でした。
あとはIWGPのジュニアを争う4WAYも楽しみにしていました。
ヒロムが王座に返り咲きましたが、次はYOHのようです。
ジュニアも駒が豊富で、どの戦いも素晴らしくハイレベルなので、とてもワクワクします。
イッテンゴ
何かが起こるイッテンゴ。
今回はカードがひとつも発表されず、入場テーマ曲で当日知るというサプライズイベントとなりました。
最後の最後で大きなサプライズ。
前日のイッテンヨンでUS王者になったケニーオメガ選手とIWGP世界王者になったオカダカズチカ選手が、豪華なタッグを組みました。
もう、それだけで華があります。
ライブで観れた人はテンション上がっただろうなぁ、なんて想像します。
これ以外にも、鈴木軍解散後のそれぞれが、少しずつ動き出したようです。
鈴木みのる選手とデスペラード選手が成田蓮選手と組みそうだったり、タイチ選手、金丸選手、DOUKI選手、TAKA選手で4人で活動するとかだったり。
鈴木みのる選手、デスペラード選手と成田選手は、一緒にどんな展開を繰り広げるのか、NEVER6人タッグとかではもったいないので、もう少し上を狙ってほしいと思います。
ザック選手もイッテンヨンでTV王者になり、新たな方針を打ち出していましたね。
新日本プロレスは、1月末で契約更改されると言われているので、去る選手もいるのかなと不安になるところですが、日本人よりも外国人で心配なのがふたりいます。
どちらもイッテンヨンで敗れた選手。ジェイホワイト選手とウィルオスプレイ選手。
ジェイ選手に至っては、ヒレクオ選手と敗者追放マッチをするとか言い出す始末。
これが2月11日の大阪大会で正式に決まったようです。
とりあえず1月の契約は更改したと思われるのでひと安心な気もしますが、どんな展開になるのかはちょっと想像がしにくいです。
数年前にも離脱かと騒がせたジェイが、今年も不安になるような言動をしています。
まだ30歳と若いだけに、世界が視野に入っているということも考えられます。
オスプレイも離脱を匂わせるような発言をしています。
しばらくやきもきする日が続きそうです。
それからノアの金剛勢が、ロスインゴに絡んできて、横浜での全面対決が決まりました。
- 内藤哲也vs拳王
- 鷹木信悟vs中嶋勝彦
- SANADAvs征矢学
- 高橋ヒロムvs大原はじめ
- BUSHIvsタダスケ
ちょうど1年前に10人タッグで対決し、ロスインゴが勝利を収めています。
シングル5番勝負で、5連勝というのは考えにくいので、とか考えてしまうのはダメですかね。
まだ少し時間があるので、予想も含めて楽しんでみたいと思います。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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