将来の不安を減らしていくためにも資産管理表を作って未来予想図を描こう

生活していくこと
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インデックスファンドで積立投資の設定を一度してしまうと、積立資金の準備以外、基本的にはやることはほとんどありません。

基準価額が上がろうが、下がろうが、売却しなければ、損益は確定せず、見込みのままです。

しかし、自分のお金を使っている以上、あまりにもほったらかしにしておくのもどうかと考えてしまいます。

そこで、今回は資産管理表を作って、現状の確認と今後の展望についての考え方などについて説明したいと思います。

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資産管理表

現状把握

投資を始めると、今までに気にならなかったことも気になってくると思います。

日経平均株価や、為替相場、ニューヨークダウなどの単語が耳や目に入ると、その先の情報が気になるはずです。

情報を得れば得るほど、自分でも何かしたいと思うのが自然の流れかと思います。

そこで、自分が持っているインデックスファンドの資産管理表を作ってみましょう。

例として、eMAXIS Slim全米株式S&P500とeMAXIS Slim全世界株式という2つのインデックスファンドをピックアップしています。

資産管理表

Excelで作成した表です。

ノートに手書きでも良いですが、データを使い回せるのでExcelなどを使った方が管理がしやすいと思います。

表の説明をします。

  1. 取得単価 購入したときの単価(毎回購入するたびに変わる)
  2. 現在単価 表を作成した時点の基準価額(SBI証券画面では現在値)
  3. 投資金額 累計の投資金額(計算式=口数÷取得単価×10,000)
  4. 口数   累計の保有額(SBI証券画面では数量)
  5. 時価   表を作成した時点の評価額(計算式=現在単価×口数÷10,000)
  6. 損益   累積の損益(計算式=時価ー投資金額)
  7. 損益(%)損益のパーセント表示(計算式=損益÷投資金額×100)

この資産管理表を月末、定期的に作成することで、現状把握ができます。

さらに、データを蓄積していくことで、今後のプランを考える資料にもなってきます。

表を作ってしまえば、取得単価、現在値、数量をSBI証券等のポートフォリオ画面などから転記するだけです。

Excelで作る場合は、上記3項目以外は、白枠内の計算式を使って自動計算にしてください。

これを毎月月末に作成すれば、毎月の残高確認資料となります。

過去との比較

最初は比較する過去がありませんが、現状把握を積み重ねていくことで、過去を振り返って比較することができます。

下表は、2021年1月からの1年間の全米株のインデックスファンドを毎月第一営業日に1万円ずつ購入した場合の実績値を表したものです。

実際には、自分で作った資産管理表の基準価額、口数、残高を転記していけば、損益(円)は引き算、損益(%)は割り算で簡単に求められます。
(残高も計算式を入れればより楽です。<残高>=<基準価額>×<口数>÷10,000)

イチバン良いとき(11月)で、17%の利益が出ていたことがわかります。

また1年間で14%の利益が出ていたこともわかります。

同様に全世界株のインデックスファンドの表です。

全米株には劣りますが、イチバン良いとき(11月)で13%、年間で8%の利益が出ていたことがわかります。

この2つの表をグラフにしてみました。

比較グラフ

グラフで示すと、損益は上げ下げがありながら、全体では右肩上がりで上昇していたことがわかります。

また、このグラフを見ると、10月に下げていることがわかります。

10月に何があったのかを調べると、下げている原因がわかります。

その頃は原油高由来と見られる米国長期金利の上昇により、株価が下がっていたというニュースがありました。

この情報から、長期金利が上昇すると株価が下がる傾向にあると言うことを学ぶことができます。

このように、あとから振り返って相場を眺めることで、そのときに調べていたことを再認識したり、新たな情報を得たりして、知識を増やしていくことができます。

また、グラフを比較すると比較的似たような形になっていることから、2つのファンドは同じような動きをとることがわかります。

より利益を求めたければ、米国株投資を増やすとか、下げ幅が少なかった世界株を増やして安定を求めるとか、今後の展望についても考えていくことができます。

将来の予想

過去の実績をベースにして未来の予想が立てられます。

また、予想には一般的に使われている統計の予想値を使ったりもできます。

先ほどの全米株と全世界株の1年間の実績を入力して得られた年利のうち、低い方である全世界株の8.87%という数字で、今後も推移した場合、下表のようになるとの推測を立てることができます。

年数積立額累積積立額時価総額時価ー累積%
1240,000240,000261,28821,2888.87
2240,000480,000545,75265,75213.70
3240,000720,000855,448135,44818.81
4240,000960,0001,192,615232,61524.23
5240,0001,200,0001,559,688359,68829.97
6240,0001,440,0001,959,320519,32036.06
7240,0001,680,0002,394,400714,40042.52
8240,0001,920,0002,868,071948,07149.38
9240,0002,160,0003,383,7571,223,75756.66
10240,0002,400,0003,945,1841,545,18464.38
11240,0002,640,0004,556,4101,916,41072.59
12240,0002,880,0005,221,8512,341,85181.31
13240,0003,120,0005,946,3182,826,31890.59
14240,0003,360,0006,7350443,375,044100.45
15240,0003,600,0007,593,7303,993,730110.94
16240,0003,840,0008,528,5824,688,582122.10
17240,0004,080,0009,546,3565,466,356133.98
18240,0004,320,00010,654,4056,334,405144.63
19240,0004,560,00011,860,7397,300,739160.10
20240,0004,800,00013,174,0758,374,075174.46
21240,0005,040,00014,603,9039,563,903189.76
22240,0005,280,00016,160,55710,880,557206.07
23240,0005,520,00017,855,28712,335,287223.47
24240,0005,760,00019,700,33913,940,339242.02
25240,0006,000,00021,709,04715,709,047261.82
26240,0006,240,00023,895,92717,655,927282.95
27240,0006,480,00026,276,78419,796784305.51
28240,0006,720,00028,868,82222,148,822329.60
29240,0006,960,00031,690,77524,730,775355.33
30240,0007,200,00034,763,03527,563,035382.82

毎月米国株と全世界株に各1万円ずつ積立を行い、30年後には720万円積立が終わっていますが、年利8.87%を継続できたとすると、約3,476万円まで増えるだろうと予想ができます。

ちょっと信じられないかもしれませんが、継続することで計算上はここまで増えることもあり得るとわかります。

もちろん途中で積立を増減することもあるでしょうし、利回りが上下することもあるでしょう。

その場合は、その都度、上の表を書き換えていけば、常に最新版が自分の手で得られることになります。

定期的に現状確認を行い、過去との比較を実施し、将来の姿を見直していけば、より精度の高い未来予想図も作れるかと思います。

そしてライフプランシートやキャッシュフロー表を作成していれば、それらとも突き合わせることで、より実現可能な未来を描けるのではないでしょうか。

習慣化

インデックスファンドの積立投資は、現状確認、過去の振り返り、未来予想図の更新、この3つを継続することが望ましいです。

毎月やることは現状確認だけですし、それ以外のことは年に1度で十分です。

継続している最中に、より良いファンドに出会ったり、よりよい投資条件が得られたりする場合があるかもしれません。

そのときに、過去の振り返り資料と、未来予想図と比較して、変更するなり、現状維持するなりと意思決定をしていけばよいと思います。

インデックスファンドへの投資は、基本的には、ほったらかしで良いと言われています。

それは、売買をしないでほったらかすと言う意味ではあっていますが、自分の財産である以上、最低限の管理は必要になるかと思います。

それが、現状確認、振り返り、未来予想図です。

資産管理表は一度作ってしまえば、更新にはほとんど手間がかかりません。

ぜひ、管理をして明るい未来を現実のものとしてみましょう。

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