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保険について考えることは、なかなか面倒なことです。
契約している保険が、どんなときに支払われて、どんなときに支払われないか、明確に理解しておくのも難しいそう。
保険に対する考え方や、付き合い方について、考えてみたいと思います。
保険は高い買い物です
保険掛け金総額
保険と名がつくものに生涯どれくらい支払っているでしょうか。
年間の平均的な金額として、下記のように見積もったとします。
生命保険 38万円(月3万円強)
医療保険 3万円
自動車保険 10万円
火災保険 3万円 合計54万円
これを25歳から65歳になるまで40年間払うとすると、総額は54万円×40年=2,160万円になります。
こうして積み重ねると結構な金額になります。
保険には様々な種類がありますが、一体何が必要で、何が不要なのでしょう。
必要な保険はキチンと入る、不要な保険には入らないことで、固定費を削減できるかと思います。
では、どのように考えたら良いのか見ていきましょう。
自分で準備できるもの
自分で準備できるものは保険に入らなくてもよいと考えています。
学生のうちであれば、自ら生命保険や医療保険に入ることはないでしょう。
両親が自分名義で医療保険に入っているかもしれません。
念のため、確認してみましょう。
就職すると生命保険の勧誘をされることがあるかと思います。
また、周囲の人たちから「保険はもう入ったの?」みたいなことを言われることもあるかと思います。
しかし、独身時代であれば、生命保険は不要だと思います。
生命保険とは被保険者(保険の契約をする人)が亡くなった場合に、生活が困る人のためのものです。
自分が亡くなっても金銭的に困る人がいないのであれば、生命保険には入らなくてもよいのではないでしょうか。
医療保険も同様です。
健康保険の高額療養費制度があるので、手続きをキチンとすれば、月額上限は普通のサラリーマンであれば、10万円程度で大丈夫です。
入院した場合の差額ベッド代や交通費などは、貯蓄などで自分で準備できていれば問題ないでしょう。
貯蓄などが十分ではないときは、まずは貯蓄に励むことが良いかと思います。
貯蓄ができるまでの間は、なるべくシンプルでわかりやすい保険を選択すると良いかと思います。
このように自分で準備ができて、対応できるものに関しては、保険に入る必要性は低いと思います。
自分で準備できないもの
自動車に乗る人は任意の自動車保険は必要でしょう。
対物・対人などは無制限にした方が安心です。
しかし、車両保険はなくても良いかもしれません。
車両保険を使って車を修理すれば、また保険料が上がり、下がるまでに相当の年数がかかります。
その間、保険料は高止まりしています。
それであれば、自費でまかなっていく方が出費は抑えることができそうです。
少しくらいの傷やへこみなら気にしないで運転されている方も多いでしょう。
しかし、修理費用が自分で準備できそうもない場合は、車両保険も検討したほうが良いでしょう。
火災保険も入るべきでしょう。
賃貸では契約必須でしょうが、ネットでできるだけ安価なものを探しましょう。
不要な特約などが付いていて、費用が高くなっているものもあるので、吟味する必要があります。
準備できるまでは時間がかかるもの
貯蓄が少なく、必要な保証が大きい場合は、保険を頼る選択もあるかもしれません。
しかし考え方は全く同じです。
生命保険であれば、被保険者が無くなって困る人がいる場合、いくら困るのか、具体的に見積もってみましょう。
国民年金、厚生年金加入者であれば、遺族年金がもらえます。
子供が18歳になる年の3月31日までもらえます。
平均的な家庭で年間150万円程度になります。
その不足分を保険で補うという形です。
生活費が300万円ならば不足分の150万円と必要な年数が、生命保険に委ねる金額の算出根拠です。
また住宅ローンを組んでいる方も、機構団信特約制度に入っている場合がほとんどだと思われますので、その辺りも整理して考えたほうが良いと思います。
医療保険も、貯蓄で準備できるものは貯蓄で、足りない部分を保険に頼るという感じです。
家族がいるのであれば、キチンと家族で話し合うべき内容かと思います。
基本的には、貯蓄ができていれば、すなわち積立投資を継続することができていれば、いずれ生命保険、医療保険には頼ることもなくなるという考えです。
しかし、そこまでの間をどう備えるのかというのは、個人の置かれた状況にもよって異なってくることになります。
自分がどう備えるべきかを知るために、保険について勉強することは必要なことだと思います。
生命保険不要論だったり、医療保険不要論だったりと、いろいろな考え方が出ています。
逆に保険は必要であると主張している人たちもいます。
自分にとってどうなのかを真剣に考えることが大事だと思います。
一番もったいないのは、みんなが入っているから入るという考えで保険に入ることだと思います。
保険が必要な場合とは
保険は、以下の3つの条件に合致した場合に備えるものだと考えています。
- 滅多に起こらないこと。
- いつ起こるかわからないこと。
- 自分の貯え貯えではどうにもならないこと。
この全てに該当しない限り、保険に入らなくて良いと考えています。
従って、めったに起きないが、いつ起きるかわからなく、自分の貯えではどうにもならないときのための保険は必要になります。
具体的には、自動車保険、火災保険です。
生命保険、医療保険は、貯蓄で対応できるのであれば、必要ないのかなと思っています。
保険は、月々の固定費としてあたりまえと考えてしまいがちですが、長い間払い続けることになると、かなり高額な買い物となります。
よく考えて、うまく保険を利用することが、良いのではないでしょうか。
必要でない保険に入らないために、自分の蓄えを増やす、また、蓄えが増えたら保険を見直すというのも、とても大事なことだと思います。
そのためにも保険を勉強するのは、良いことだと思います。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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