寄ってっていただき、ありがとうございます。
かなりのスローな今年のダービーは、終始内で経済コースを先行して溜めていた⑤ダノンデサイルが、内から鋭く伸びで勝利しました。
鞍上の横山典弘騎手は、２０１７年のアエロリットで勝ったＮＨＫマイルカップ以来のＧⅠ勝ちです。
ベテランジョッキーの好騎乗が光った、今年のダービーでした。
今回も予想のおさらいから。
５項目が⑪シュガークン、４項目が⑨ダノンエアズロック、⑫シックスペンス、⑬シンエンペラー、⑮ジャスティンミラノとなりました。
本命は、⑫シックスペンスにします。前走のスプリングステークスで２着につけた着差は、力上位を示しています。中山で３戦３勝ですが、父キズナのように、ダービーでも勝ち切れる力があると見ます。逃げ宣言をしていた⑯メイショウタバルが出走取消したことにより、ペースがどうなるかわかりませんが、先団で競馬できるのが強み。皐月賞馬⑮ジャスティンミラノより前で競馬ができて、末脚を封じ込める展開に持ち込めば、勝機が見えます。テン乗りの川田騎手がどう乗りこなしてくれるのか、見ものです。
対抗は、⑮ジャスティンミラノです。皐月賞は強い競馬をして勝ちました。⑫シックスペンス同様、無敗でダービーに挑みます。枠が外なので、⑫シックスペンスよりも後ろの位置取りになりそうで、直線での攻防がどうなるか。底を見せていない２頭のマッチレースになることも考えられます。
伏兵は多く、どこに目をつけるかで、取捨選択が変わってくるかと。
そんな中で印の付かない注目馬を２頭ピックアップします。
１頭目は、皐月賞２着馬での⑥コスモキュランダです。皐月賞での末脚は、勝ち馬を凌いでいました。弥生賞を勝ったデムーロ騎手に戻ることも期待が持てます。ペース次第なところもありますが、府中の長い直線で、末脚爆発させるなら、この１頭ではないでしょうか。
そしてもう１頭の末脚爆発候補が、⑰ショウナンラプンタです。前走の青葉賞では、勝ったシュガークンよりもこちらに目が行く感じです。同じ府中の２４００ｍを経験し、末脚を爆発させた実績から、魅力を感じています。枠が外になりましたが、後ろから行くのなら、あまり関係ないかと。
逃げ馬不在となり、一部では、武豊騎手の⑪シュガークンが、兄キタサンブラックのように前に行くのではと言った声も聞こえています。武豊騎手の体内時計は、恐ろしいほどのものがあるので、あとは、⑪シュガークンの力が兄に匹敵するほどのものなのか否かというところでしょうか。
ペースが流れなければ、本命、対抗で勝負になりそうですし、もしハイペースになるようなことがあれば、無印良品の２頭に目が出てくるかと。
そんな２パターンを想定しながら、発走までワクワクしたいと思います。
結果は以下の通りでした。
勝ったのは、９番人気の⑤ダノンデサイルでした。逃げ馬不在で、スローペースの中、しっかり折り合ってロスなく騎乗するのは、さすがベテラン。前走の皐月賞は、発走直前で違和感から回避を選んだ横山典弘騎手。その判断が間違っていなかったことを、自らの騎乗で証明してくれました。こういうケースは珍しいかと。順調さを欠いたら最後、みたいなイメージもあったりして。ダービーは運の良い馬が勝つとも言われています。ダノンデサイルにとっては、皐月賞を回避したことが、ラッキーだったのかもしれません。
２着には、一番人気の⑮ジャスティンミラノが入りました。スタートがイマイチだったけど、押して先行し、ポジションを取っていきました。一番人気の乗り方としては、安全なプランだと思います。しかし、内に脚を溜めた伏兵が潜んでいたのは、この馬にはアンラッキーでした。２週連続で一番人気で２着になった戸崎騎手は、さぞかし悔しかったことでしょう。ちょっとばかり、運がなかったかな～という感想で、ジャスティンミラノは強いと思います。このまま戸崎騎手に乗ってほしいなあ。
３着は、鋭く伸びてきた⑬シンエンペラーでした。凱旋門賞にもエントリーしていて、今回の好走がそこにも繋がりそうな感じです。
本命にしていた⑫シックスペンスは、いいところなく敗れてしまいました。スローペースは望み通りの展開だったかと思いますが、うまくポジションが取れなかったみたい。勝ち馬がしたようなレースをイメージしていたので、ジャスティンミラノより後ろになった時点で、諦めがつきました。
後方待機組には、キツいレースでしたね。唯一、最後方からまくっていった池添騎手のサンライズアースの乗り方が光ってました。
２０２４年のダービーが終わりました。
来週からは、２０２５年のダービーに向けた新しい戦いも始まります。
来年のダービーに思いを馳せながら、２歳新馬戦を楽しみたいと思います。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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