先日、ロシアがウクライナに軍事行動を仕掛けたこともあり、市場が大きく影響を受けています。
不安定な相場に不安な気持ちになっている方もいるかもしれません。
大きく株価が上がったかと思ったら、翌日は大きく下げたり、またその逆だったりと、波乱の相場が続いています。
こういった乱高下するときは、投資している残高のことはいったん気にしないで、経済のことを勉強するチャンスだと思ってしっかりとニュースを見て、株価がどう動くのかを見てみましょう。
市場が動くときは学ぶチャンス
直近1ヶ月のS&P500
この1ヶ月の間、S&P500は上がったり下がったりを繰り返していました。
グラフにすると以下のようになります。
4,400ポイントあたりを中心に、下は4,100ポイントくらいから上は4,600ポイントぐらいまでの間で上がったり下がったりを繰り返しています。
この上げ下げの原因をニュースなどから勉強するのが、この期間にできることかと思います。
例えば、ウクライナの問題が解決する方向になるような発言を有力者がした場合、不安が収まるので下落が止まるという可能性もあります。
誰のどういう発言が影響があるのかとか、世の中がどういう方向に進んだときに株価がどう動くのか、短期間での変動で、勉強することができます。
大きく下がって損益がマイナスになっても、慌てて売ったりしないで、じっくり勉強していきましょう。
いろいろ勉強したり経験したりすると、下落曲目に買いに走るということもできるようになるかもしれません。
ニュースから経験値を増やす
ロシア・ウクライナ関連の報道から株価や為替がどのように動くのかをしっかりと学ぶことができます。
ロシアがウクライナに攻撃を開始したとの報道がされると、株価は一斉に下がりました。
為替は円高ドル安方向に進みました。
紛争が起こり、世の中が不安定になると、市場参加者はリスクを取らない方向へと動く傾向があります。
株を売り安全資産と言われる金が買われたり、円が買われたりします。そうなると、株価が下がり、円高方向へと進み、金の価格が上昇します。
そして、紛争地区での情報が変動するたびに、株価や為替も変動しやすくなります。
これが現在の不安定な相場を表しています。
どのような情報が流れると株価がどう動くのか、為替がどちらに進むのか、予想しながら市場を眺めると、勉強になりますし、経験値も上がっていきます。
またこのようなときには、各証券会社や、プロと言われるコメンテーターも様々な分析をして、レポートを出したりしています。
自分の考えと照らし合わせることで、より理解も深まったりします。
また、疑問に思うことも出てくるかもしれません。
それらひとつひとつに向き合っていくことで、より経験値が高まっていくことと思います。
今後の相場に生かす
今までにも紛争が起こるたびに、市場は影響を受けています。
本当は、地政学リスクなどがないのが一番よいのですが、まだ世界各地にこのようなリスクが潜在していると考えられています。
次に地政学リスクが起こった時に、株価はどうなるのか、為替はどうなるのか、そのとき自分がどのように立ち回るのかといったことを、経験値的に考えられるようになってきます。
そのためにも、しっかりとニュースを理解し、株価や為替の動きがどう変化していっているのかを、見ていくとよいでしょう。
投資をやめない
不安定な相場が続き、乱高下するだけならまだよいですが、下落の一途を辿るような場面にも遭遇するかもしれません。
そんなときに、慌てて損失を大したくないからと売ってしまうのは、長期間投資を継続考えている考えている人には、好ましくない行為です。
リーマンショックやコロナショックで、大幅に下落した株価も、いずれは回復しました。
アメリカや全世界を対象とする株は、一時的には影響は受けても、それを乗り越えるだけのパワーがありました。
それはきっと今後も続くことだと思っています。
特にアメリカのような人口が増加している先進国のパワーは、計り知れないものがあります。
将来の自分のために、投資をやめない、勉強をするということが、この不安定な相場での過ごし方だと思います。
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