寄ってっていただき、ありがとうございます。
ニューヒロイン誕生という感じでしょうか。1番人気の馬が人気に応えて勝つというのは、悪くないもんだなと思います。
どうしてもいろんなキャリアで臨んでくるので比較が難しい、そんな結果が2着、3着の人気薄の馬たちが絡んできたことからわかるような気がします。
今回も予想のおさらいから。
5項目が⑰ウンブライルの1頭、4項目が①サンティーテソーロ、⑨リバティアイランド、⑮ムーンプローブの3頭となりました。
本命は⑰ウンブライルとします。この馬は2018年に3歳でマイルチャンピオンシップを制し、2017年の朝日杯でもダノンプレミアムの2着になったステルヴィオの全妹に当たります。血統からもマイルはベストのようですし、初距離も問題ないと思います。前走はやや出負けした感じもありましたが、馬なりで追走し、そのままノーステッキで2着に3馬身差をつけて勝ってしまったように見えました。ルメール騎手からの横山武騎手に乗り替わりますが、ナミュールでチューリップ賞を勝っている感じで中断くらいからの末脚に期待したいと思います。
対抗は⑨リバティアイランドにします。前走は4コーナーで前が詰まり、進路がなくなった感じだったのですが、前が空いてからはすごい脚を使って追い込んできました。勝ったラヴェルとはスムーズだったかどうかの差であり、力はこちらのほうがありそうな感じです。
3番手は、①サンティーテソーロとします。前走中山で使われたのですが、スタートが非常によく、スムーズに先手を取って、逃げ切りました。今回内枠を引いたので、上手にスタートを決めて、そのまま逃げられる絶好の枠です。横山和騎手が、タイトルホルダーを彷彿とさせるレースをしてくれたら楽しいです。
4番手は、⑮ムーンプローブをあげておきます。前走阪神マイルを走っています。先行して抜け出し、追い込まれるも抜かせないしぶとさを見せていました。今回外枠に入っているので、うまくスタートを決めてスムーズに先手を取れたら、勝負根性を見せてくれるかもしれません。
ナミュールの妹⑱ラヴェルも大外枠にいます。昨年1番人気に推された姉もやはり大外枠からの発走でしたが、結果を出すことができませんでした。今回また同じような感じで大外枠を引いてしまっています。前走も外からでしたが、スムーズに追走して、不利なくレースも勝っています。姉の分も頑張れるでしょうか。
印のない注目馬は、⑤モリアーナです。鞍上の武藤騎手は重賞未勝利で、初制覇がGⅠというのも面白いかもしれません。GⅠ初制覇は今年の流れでもありますし。前走は2番手追走し、逃げ馬をマークしながら、4コーナーでは先頭に立ち、そのまま勝ち切りました。逃げて勝ってきた馬が何頭かいるので、それらの出方次第ですが、うまく逃げ馬をマークする競馬ができれば、前走のようなこともあるかもしれません。
といつもなら、ここで終了するところなのですが、今回は海外でも楽しみなGⅠレースがあります。
香港国際競争がシャティン競馬場で行われます。ヴァース、マイル、カップ、スプリントの4戦がありますが、そのなかでも今回は、芝2,000mで争われる香港カップを取り上げたいと思います。
日本からは、5頭が参戦します。
ジオグリフ(牡3歳 W.ビュイック騎手 美浦・木村 哲也厩舎)
ジャックドール(牡4歳 武豊騎手 栗東・藤岡 健一厩舎)
ダノンザキッド(牡4歳 北村友一騎手 栗東・安田 隆行厩舎)
パンサラッサ(牡5歳 吉田豊騎手 栗東・矢作 芳人厩舎)
レイパパレ(牝5歳 J.モレイラ騎手 栗東・高野 友和厩舎
どの馬にもチャンスはありそうですが、中でも楽しみなのが、パンサラッサとジャックドールの対決。天皇賞では、パンサラッサの大逃げに、ジャックドールは手も足も出なかったような感じを受けましたが、今回は鞍上に武騎手を迎え、前走とは異なった走りを見せてくれることも期待できます。そのほかにも皐月賞馬ジオグリフや、ホープフルSの勝ち馬でマイルCSで2着に来たダノンザキッド、昨年の大阪杯の勝ち馬で、今年も2着だったレイパパレ。いずれも素晴らしい実績馬ばかりです。これら日本の馬たちが掲示板を独占するかもしれませんが、どんな順番で入線してくるのか。楽しみは尽きません。個人的には、東西豊対決がとっても楽しみです。レースは11日(日)の日本時間17時40分から。夕食時でリアルタイムで見るのはちょっと厳しい時刻ですが、娘が寝た後にゆっくりと楽しむのも、またよいかもしれません。
せっかくなので予想をしてみます。
ここもパンサラッサの逃げと2番手追走ジャックドールで行った行ったとなり、最後はジャックドールという、4コーナーからは札幌記念のようなレースになるのではないかと。ただ吉田騎手がどのくらいのペースで逃げるのか、それによって武騎手もついていくのか離れていくのか、そのあたりも見どころです。
結果は以下の通りでした。
1着⑨リバティアイランド
2着③シンリョクカ
3着⑬ドゥアイズ
4着④アロマデローサ
5着⑩ミシシッピテソーロ
⑰ウンブライルは後方待機で、待機したまま終わってしまった感じで、見せ場がありませんでした。距離なのか、もともとの力なのか、今の時点ではよくわかりませんが、残念でした。
勝った⑨リバティアイランドは、強い勝ち方をしたと思います。これで春が楽しみになった感じです。川田騎手も、コロナから復帰できてこの馬に乗ることができて、ラッキーだったかも。
①サンティーテソーロは、抜群のスタートでしたが、テンの3ハロンが33.7ではちょっと早すぎるのかも。それでも7着まで粘っているところをみると、まだこれからも逃げ馬としては面白い存在になるかもしれません。
反対に⑮ムーンプローブは、2番手追走で、いっぱいになってしまったようです。ちょっと力がたりなかったのかな。
2着の③シンリョクカは、新馬戦を東京千六で2着に3馬身半の差をつけて勝っていたので、そのまま吉田豊騎手が乗っていたら魅力に感じていた馬です。パンサラッサがあったので仕方ないですが、結果を出したので戻ることはないのかな。
3着の⑬ドゥアイズは吉田隼人騎手を背に札幌で好走していたのに、人気がずいぶんなかったイメージです。
やっぱり2歳戦は難しいです。来週も続きますが、どうなることか。
さて、香港カップについても触れておこうと思います。
結果は以下の通りでした。
1着②ロマンチックウォリアー
2着⑥ダノンザキッド
3着⑨マネーキャッチャー
4着⑦トゥールビヨンダイヤモンド
5着⑤ロシアンエンペラー
6着⑪ジオグリフ
7着③ジャックドール
9着⑫レイパパレ
10着①パンサラッサ
勝った②ロマンチックウォリアーは強かったです。戦績からも人気になっていましたが、実力も伴ったものだったのですね。すごい強いレースでした。
①パンサラッサは逃げましたが、いつものパンサラッサらしい感じではありませんでした。吉田豊騎手のコメントにもありましたが、ちょっと今回は様子が違ったようです。
③ジャックドールも案外でした。武騎手によると、ゲートでイレ込んで取りたかったポジションがとれなかったとのこと。見ているほうもガッカリなレースとなってしまいました。
⑥ダノンザキッドが2着に入りました。北村騎手の好騎乗も光ったと思います。勝った馬とは差がついてしまいましたが、見事な2着だと思います。
ちょっと期待していた部分が大きすぎていたのか、レースを観戦したあとの喪失感というか、失望感というか、まあ、これも競馬なんですね。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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