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娘の幼稚園では、年長さん最大のイベントのひとつ、オペラの発表会が行われました。
運動会や、親子遠足、授業参観など、親も参加できるイベントは多くあるのですが、このオペラには幼稚園側としても特別な思い入れがあるようです。
ヘンゼルとグレーテル
オペラとは?
そもそもオペラが何なのか、正直なところ、よくわかりませんでした。
調べてみるとこんな感じでした。
オペラの特徴は以下の5つです。
- 歌の発声法が独特。
- 使用される楽曲はクラシック。
- 個々の音楽、特に歌・歌唱が最も重要視される。
- 舞踊は重視されず、用いられることはない。
- 台詞(せりふ)を含めて全体が作曲されている。
発声が独特で、クラシックしか使わず、踊らないし、しゃべるセリフがないミュージカルという感じでしょうか。
帝国劇場や劇団四季に何回か足を運んだことがあるので、ミュージカルの素晴らしさは知ってるつもりです。
とりあえず、事前情報として、これくらいをインプットしてみました。
あとは、幼稚園から前日に配布された8ページある資料もしっかり読んで、あらすじも頭に入れて、娘の登場シーンもイメージしての鑑賞となりました。
プロの方との融合
このオペラのすごいところは、本物のプロの方と共演できることです。
練習から自分たちの役割を覚えながら、おともだちのパートも覚え、そしてプロの方の本物に触れるというのは、なかなか経験できることではないかと。
今回で26回目のオペラになるそうです。
私が在籍していたのは、それよりはるか昔の話。
もし、経験していたら、また違った感情で観ることができたかもしれません。
いざ鑑賞
観る位置は、くじ引きで決まっています。
今回は1日につき一家族ひとりということで、2日公演となっています。
初日はパパが来てと娘からは指定があり、さっそく向かうと、最前列は役員さんたちで、その次の列のど真ん中でした。
イスは子供用のような小さいもので、ちょっと長時間座り続けるのがどうかなとも思ったのですが、こればかりは仕方ありません。
開演10分間に着いて、徐々に席が埋まってきますが、ほとんどかママです。
初日は平日公演ということなので、予想通りではあったのですが…。
第一幕はプロの方のパートのようでした。
初めてオペラを生で、しかもこんなに近くで観ることができて、興奮しました。
ピアノも生演奏で、指揮者の方も入っています。
発生も声量もスゴイですが、やはり歌がキレイでした。
あっけにとられているうちに、第一幕が終わり、いよいよ第二幕では、こどもたちも登場してくる予定です。
こんな素敵なプロの方に、幼稚園児が絡めるのか、心配は杞憂に終わりました。
とても可愛らしい森の動物たち。発声は何もないのですが、音楽やプロの方の動きに合わせて演じています。
みんなとても堂々としていて、立派に見えました。
そして次に出てきたのは14人の天使たち。
なんとも可愛らしい。
音楽に合わせて、複雑な移動をしたり、フリがあったり、とても幼稚園児とは思えないような、落ち着いた演技でした。
衣装もとにかくカワイイ。
娘がここにいたら間違いなく泣いてました。
自分のこどもでなくても、ちょっと感度してしまうくらいの、素晴らしい調和でした。
ここで第二幕が終わり、いったん15分の休憩。
閉じられていたカーテンも開けられ、冷たい空気がたくさん入り込んできます。
上演中も喚起をしているので寒さ対策をとのことでしたが、子供たちの熱演もあってか、全く寒さを感じませんでした。
しかし、全部開けるとやっぱり寒い。
暖まった部屋もいったんリセットされる感じです。
次の最終第三幕では娘が出てくる予定。
今までが想像以上の素晴らしい出来なので、期待と不安でドキドキしてきました。
最初はかわいらしいおともの登場です。露の精のおともだそうで、男の子が演じていました。
森の中で迷って、眠ってしまったヘンゼルとグレーテルを起こす係。
非常にコミカルな演技をしてくれて、思わず微笑んでしまう。
そのあとで、よくここまで仕上げられるものだと、感動してしまいました。
次に出てきたのが、ネズミたち。
魔女の家に住んでいるネズミのようで、魔女の指示に従って行動する様子をユーモアも交えてかわいらしく演じていました。
最後、魔女が火の中に落とされると、魔法でおかしにされていたこどもたちがもとの姿に。
今回出てくる5つの役の中で、唯一、歌のパートがあるのがおかし役でした。
人数も一番多いのですが、娘はセンターに位置しています。
前の幼稚園でダンスをしたときもセンターだったことがあり、どうやらそういう運を持っているのかも。
かわいらしい衣装を着て目をつぶっての登場です。
ヘンゼルやグレーテルにタッチをされると目が覚めるという設定のようで、娘はヘンゼルにタッチをされて目を覚ましました。
その様子もかわいかった。
そして歌唱パートです。
始まる前に園長先生が言っていたのですが、幼稚園児の歌というのは、大きくて叫ぶように歌うのが一般的だけど、オペラをやることによって、きれいに歌うということを意識するそうです。
その話に違わぬ、きれいな歌声を聴かせてくれたおかし役のこどもたち。
娘もそのなかで、自分の声を主張しすぎることなく、溶け込むように歌っていました。
家では何百回も聴いたその歌声も、またステージで聴くと一段とかわいらしく感じました。
あっという間に娘たちの出番も終わり、オペラも終わりました。
年中で転園してきたときから、年長のオペラはいいよって聞かされてきたので、非常に楽しみにしていました。
それが、本当に、お世辞抜きで、期待以上のもので、心が震えました。
とっても感動した時間を過ごせたことに心から感謝です。
そしてこれが特別のイベントだと言われる理由も、参加させてもらってよくわかりました。
千秋楽
2日公演なので、翌日はもう千秋楽です。
ここまで長いこと練習してきたオペラも、あと1回で終わりです。
お風呂に入ったときに娘に、明日で終わっちゃうの淋しくないって聞いたら、キョトンとしていました。
まだそういう実感がないみたいです。
運動会でパラバルーンが終わったあとも、園庭でみんなでやったりしていたそうなので、これからもオペラ遊びをしたりするのかもしれません。
この日の公演には、卒園生で現在音大で勉強されているという方が、わざわざ足を運んでくれたそうです。
幼児期に本物に触れるということが、いかに影響力が大きいかということも、実感しました。
プロの方たちの歌い方や歌声には、娘もすごいと言っていました。
練習から何回か一緒にやってくださっているそうで、そんな経験、できるものではないと思います。
いまの幼稚園を転園先に選んで正解だったと思うことは本当に多々あります。
もちろん、前の幼稚園もとてもよかった。
本当にいつも周りの人に恵まれるので、助かります。
昔、そんな話を先輩にしたら、それは、あなたが頑張っているからだよって言われたことがあります。
娘は頑張っているんですね。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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