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いつかは成し遂げたい夢のひとつに、配当金生活があります。
配当金が生活費を上回るというのは、並大抵のことではありません。
まだまだ夢は遥か彼方ではありますが、夢を見せてくれるかもしれないのは、高配当株の仲間たちです。
そんな仲間を紹介したいと思います。
7762 シチズン時計株式会社
どんな会社か
シチズン時計は、腕時計の大手で、電波時計にも強みを持っています。
「シチズン」(CITIZEN)ブランドの時計で名高いですが、工作機械の分野でもスイス式自動旋盤を中心とする「シンコム」(Cincom)ブランドがとても有名です。
かつては腕時計の機械体(ムーブメント)の生産量世界第1位(グループ)を誇っていました。
世界シェアの3割以上を持っています。
株主優待はありません。
そのほかの概要は以下の通りです。
本社 | 東京都西東京市 |
設立 | 1930年5月28日 |
業種分類 | 精密機器 |
決算 | 3月31日 |
資本金 | 326億4,800万円 |
市場 | 東証プライム |
上場年月日 | 1949年5月 |
配当振込月 | 6月 12月 |
チェック項目
①売上高
年間の売上高です。右肩上がりで増加していることが理想的な形と考えます。安定していることも望ましいです。
2021年に少し落ち込みましたが、それ以外は、だいたい安定しているように見受けられます。2023年は3,030億円になる見込みで、前年比で7.67%増となっています。(A)
②EPS(1株利益)
当期純利益を発行済株式総数で割ったものです。値が大きければ大きいほど企業の収益は高いことを示しています。右肩上がりで増加していることを理想、安定していることも望ましいです。
2020年、2021年とマイナスを記録しています。それ以外は安定しています。2023年は、68.41円と前年比4.16%減の見込みです。(B)
③フリーキャッシュフロー
自由に使えるお金がどれだけあるかを示します。営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを引いて求めます。マイナスが続くことは好ましくないと考えます。
単年でマイナスしているときはありますが、プラス圏内で推移していることが多いです。(A)
④営業利益率
営業利益を売上高で割ったものです。プラス圏内で安定していることを理想と考えます。
マイナスに転落している年もあります。2023年は7.59%で前年比0.32%減の見込みです。(B)
⑤自己資本比率
会社の安定性を見る指標です。低い場合は借入金に依存した経営を行っていることになるので、要注意です。低すぎず安定していることを理想と考えます。
非常に安定しています。(S)
⑥配当推移
右肩上がりを理想、下げることがないことも理想と考えます。
2019年から減配しています。その後は増配して、元の水準を超えています。(B)
⑦株価チャート
右肩上がりを理想、激しく上下することがないことも理想と考えます。
ここ2年では、右肩上がりに上昇しています。2023年に入って後半下げていましたが、2023年になってから上昇に転じています。2023年2月に大規模な自社株買いを発表したので、ストップ高まで上昇しました。(A)
現時点での存在感
シチズン時計は、高配当株のオリジナル初期メンバーであると同時に、コロナショックで購入した銘柄でもあります。
例によって購入メモがないので、何で買ったのかわかりません。
記憶にもありません。たかだが3年前のことなのに…。
配当利回りは4.47です。
配当金累計は2023年3月末時点で3,878円で、第64位となっています。
今後の展望
近年EPS、営業利益率がマイナス転落することもあり、ちょっと微妙な空気になってきています。
配当も減りましたが、こちらは減配前の水準より増えています。
イマイチ安定感にかけるここ数年の様子が、転換期なのか、継続してしまうのか、注意が必要です。
様子を見ながら、臨機応変に対応してしたいと思います。
聞いてっていただき、ありがとうございました。
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