嵐のラストライブを家族で見届けた夜。終わりと「Happiness」の物語

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🕒 家族で迎えた特別な日

もともとは息子の誕生日のお祝いで、夕方からブロンコビリーに行く予定で、嵐のラストライブのことは頭の片隅にある程度でした。

ところが前日、パパの兄弟たちと誕生日を祝っていたとき、妹がふと口にしました。

「明日は3時までに全部終わらせて、そこからは何もしないよ。ラストライブ観たいから」

「有料だけど、申し込めば観られるよ」

その瞬間、胸の奥でスイッチが入りました。 “あ、これは観るべきだ” と。

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🎀 こどもたちも参戦

当日。 新体操の練習帰りの娘に予定変更を提案すると、

「観たい!」

その一言で、家族の夜が決まりました。

ブロンコビリーはランチに変更し、帰宅してお風呂を済ませ、 パパはテレビの機材を整え、ママは配信のエントリー。

午後4時。 まだ外は明るいのに、カーテンを閉めたリビングに、嵐の特別映像が流れ始めました。

お菓子をつまみながら、知っている曲が流れると、 こどもたちは声を合わせて歌い出します。 YouTubeでたくさん見せていたので、意外と覚えているようです。

ふたりが一番好きなのは「Happiness」。 特別映像で流れた瞬間、元気いっぱいに歌っていました。

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🎤 いよいよ始まる“終わり”

特別映像が終わり、いよいよライブ本編がスタート。

緊張と興奮が入り混じるリビングで、 パパが「1曲目は何だと思う?」と問いかけても、 誰も返事をしないほど、全員が画面に集中していました。

聴きたい曲はたくさんある。 でも、最後のライブには限られた時間しかない。

だからこそ、あえて何も予想せず、 流れてきたイントロをそのまま受け止めることにしました。

娘は「Happiness」を心待ちにしているようで、 いつもより静かで、どこか緊張した表情をしていました。

息子はマイペースにおもちゃで遊びながら、 それでも同じ空間を楽しんでいました。

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💧 涙があふれる理由

嵐の曲が流れるたびに、 その曲が主題歌だったドラマの記憶や、 その頃の自分たちの生活がふっと蘇ってきます。

パパは2005年頃からランニングのおともに嵐を聴くようになり、 ママは北海道や九州のライブに行くほどのファン。

そして、パパとママの最初の接点も嵐でした。 ふたりの関係は、嵐を共有するところから始まり、 結婚式で流した曲のほとんども嵐。

ライブ中のMCで5人が楽しそうに話しているとき、 パパがふと呟きました。

「嵐がいなかったら、パパとママは結婚してなかったかも…」

その瞬間、娘が号泣していることに気づきました。 彼女なりに、何か大切なものを感じ取ったのでしょう。

パパはライブ中ずっと涙が止まらず、 ママも最後のメンバーのコメントで大号泣。

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🌙 終わりの夜に残ったもの

息子は8時頃にパパの膝の上で眠り、 娘は眠気と戦いながらも「Happiness」を待ち続けました。

そしてついに流れた瞬間、 眠気が吹き飛ぶほどの大興奮。

最後に幸せを届けてくれる嵐。 やっぱり素敵でした。

扉の向こうへ5人が消えていき、 扉が閉まった瞬間、胸がぎゅっと締めつけられました。

「永遠じゃない」 その当たり前の事実が、静かに心に落ちてきます。

歳を重ねるほど、 得るものよりも失うもののほうが多くなっていくように感じる。 それでも、失うたびに気づくのは、 “今” を大切にしようという気持ちでした。

娘の寝顔を見ながら、 「この子が大きくなる頃、どんな景色を一緒に見ているんだろう」 そんなことを考えていたら、いつの間にか眠っていました。

嵐がくれた26年半の時間。 その最後の夜を家族4人で迎えられたこと。 それは、これから先もずっと、私たちの宝物です。

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