リボンがふわりと舞い上がった瞬間、
その小さな背中が、ほんの少しだけ大人に見えました。
本格的に新体操を始めてまだ一年半。
緊張と期待が入り混じる初めての総体で、
娘は自分の力でステージに立ち、
ひとつひとつの動きを丁寧に積み重ねていきました。
その姿を見つめながら、
「いつの間に、こんなに強くなったんだろう」
そんな思いが胸の奥からじんわりと広がっていきました。
今日は、娘が“新体操選手”として初めて本番に挑んだ日の記録。
そして、パパがそっと感じた、
成長の喜びと、少しの切なさの物語です。
前回の大会から、わずか1ヶ月半の成長
前回、リボンやボールを使わないオープン参加みたいな大会に出場しました。
あれから1ヶ月半、今回は、リボンとボールを使った競技でした。
少しずつステップアップしていく娘。
心身ともに成長している様子が伺えて、嬉しいのですが、ちょっとだけ寂しい気も…。
だんだんパパを必要とする時間が減っていくのは、喜ぶべきことなんですよね。
それでも、手を離れていく小さな背中を見ると、胸の奥がきゅっとなる瞬間があります。
試技会で見せた小さな背中の大きな成長
大会の数日前、見学可能な試技会があり、家族でそっと応援に向かいました。
メンバーの中でもイチバン小さい娘は、トップバッター。
緊張もあるように見えましたが、ミスの少ない、素敵な演技を披露してくれました。
ちょっと笑顔が少なかったように思えたのですが、それは本番のお楽しみ。
リボンは、今回から少し長くなったものを新調していて、本人は違和感なく使えていると言っていました。
ボールは1年くらい愛用したものを継続して使えるようです。
久しぶりに見る演技は、リボンもボールも、想像以上に上手になっていました。
今まではどこか“新体操ごっこ”のように見えていたのに、気づけば立派な新体操選手の演技になっていました。
もはや、パパにはマネできるレベルではありません。(今までもそうでしたが…)
スペシャルサポーター登場で笑顔がはじけた
早朝から会場入りして、セッティングを行い、最後片付けまでするのが選手の役割だそうです。
お弁当持参で、
「がんばってくるね!」
と言い残し、ママとともに出発していきました。
残された息子とパパは、応援のために来てくれることになった従姉を迎えに行き、そこから会場へ。
前日の練習後に、明日、スペシャルサポーターが来てくれるかもと娘に言うと目が輝きました。
誰にイチバン応援に来てほしいと聞くと、その従姉の名前が。
それがビンゴとわかったときの娘の顔は、とっても嬉しそうでした。
初めての大会で緊張している娘を少しでもリラックスさせてあげたいと願うパパ。
会場に着くと練習した娘をすぐに見つけ、ここにいることをアピールしましたが、集中しているようで、なかなか気付かない。
従姉とパパで相談して、娘から見つけやすそうな場所に移動し、見守ることにしました。
息子はすぐに飽きて、お菓子タイムとなりましたが…
練習の合間、自分の荷物に戻るタイミングで娘が近づいてきました。
ここぞとばかりに、手を振ってアピールすると、気が付いてくれました。
とたんに笑顔になる娘。
そしてパパの横に従姉がいるのを発見すると、その笑顔はさらに輝きを増してました。
ひとつの目的が果たせた。
あとは、娘の挑戦を静かに見守るだけ。
リボンとボール、初めての本番
最初の演技はリボンでした。
少し緊張しているように見えたのですが、試技会よりも、笑顔で演技ができているように見えます。
小学校の担任の先生に、総体に出る話をしたところ、名前を呼ばれたときに大きな声で返事をすることで緊張をとばしていたというアドバイスをもらった娘。
それがとても嬉しかったみたいで、実践すると言っていました。
そして、しっかり実践できたようです。
演技のあとも、大きな声で「ありがとうございました。」って言ってました。
全員を見たわけではないですが、パパが観た中では、娘がイチバンはっきりとお礼を言っていたように見えました。(そういうルールがあるかはわかりませんが…)
しばらく間が空いて、ボールの演技。
こちらは、たぶん、ノーミスでカンペキだったんじゃないかな。
終わったあとに本人に聞いたら、リボンも悪くなかったと思うけど、ボールはよくできたと言ってました。
得点をつけてもらうのは今回が初めてで、どんな点数が出るのか想像もできませんでしたが、本人的には、もう少しもらえると思ったみたい。
それはまた、次回の課題でしょうか。
パパの感想
初めての大会なのに、練習通りの力が出せたみたいで、素晴らしいと思いました。
彼女なりの目標を持って大会に臨んだようですが、それもしっかりクリアしたようです。
一緒に参加していた先輩たちは、やはりレベルが高い。
その先輩たちを一緒に練習することで、彼女もまた、それに近づけるような気もします。
高いレベルを維持するために必要なことも学べるのではないかと思います。
小学4年生にして、こんな経験ができているというのは、なかなか貴重なのではないかと。
同級生がいなく、先輩たちに囲まれて、かわいがってもらっている様子も見て取れ、それもまた微笑ましかった。
片付けの様子を見ていたら、指示待ちではなく、自ら仕事を探して取り組んでいた。
他のチームの人と協力して作業していることもあった。
気づけば、娘はいつの間にか大きく成長していました。
競技を頑張って、上手になっていくことも素晴らしいと思いますが、こういった面もできるようになっているのは、もっと素晴らしい。
やっぱり、娘はパパの生きる源です。
パパも負けずに、また明日から頑張ろうと思えた一日でした。



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